INFJ(提唱者)から見たINFJの疑問①-何故こんなにも生きづらい編-

こんにちは、兎々梨です。派遣社員の傍ら絵を描いています。

普段はイラストに関する記事をメインで書いていますが、今回は味変で、私の性格タイプ「INFJ」について語ります。

MBTIと16personalityは厳密には別物で、今回は16personalityの自己診断内容を元に書いています。
専門機関で客観的に診断された内容ではありません。

また、性格診断はあくまで傾向であり、その人の全てを説明するものでもありません。
この記事は全て私個人の視点から書いています。

星座占い程度に、気楽に読んでくださいね。

目次

INFJってどんな人?

他者優先の理想主義者といった感じでしょうか。
例えばINFJは何かを判断する時、周囲の人との調和を優先させることが多めです。

そのため自分の感情は抑えがち、後回しにしがち。結果的にストレスを溜めがちです。
他者優先をやめようにも、人生の中で自己犠牲が染みついてしまって苦しむこともしばしば。

でも自分の正義に背くようなことはしたくないので、時に頑固な一面を出すタイプでもあります。

ちなみに各タイプから更に自己主張型(A)or慎重型(T)に分けられるのですが、私はINFJ-Tです。

INFJが抱えがちな悩み

孤独を感じやすい

INFJの価値観は極めて理想的であるがゆえ珍しいです。

どう理想的かというと人によりますが、ある種の完璧主義なのかなと。
コミュニケーションでは人一倍気を遣ったり、もっとスケールが大きいと、戦争が絶えない現実に落ち込んだり。

こんな話を周りの人にすると「考えすぎでは?」と言われることもしばしば。
なかなか同じ深度で会話できる人がおらず、社会との乖離を自覚して余計に孤独に感じます。

まあ他人の価値観と100%合致することなどあり得ない訳で、それはINFJも言われるまでもなく重々承知です。
承知しているからこそ、それが叶わない現実に苦しみ、そんな無理難題を他者に求めてしまう自分にも時に嫌気がさしたりするのかもしれません。

社会不適合者説

INFJで検索するとしばしば目にする単語です。
正直ちょっと自覚する部分があるというか、根っこの性格はそうなんだろうなと思うことがあります。

特に私自身は会社に不向きだと思っています。
何かを作業するときに監視の目があると落ち着かないし、必要以上に気を張り巡らせてしまうのが地味に辛かったりします。

側から見ると全然社会に馴染めてそうに見えるかもしれませんが、そういった表の振る舞いはINFJの生存戦略であり、本来の振る舞いではない可能性があります。

誠実さに欠ける人がマジで苦手

「完璧主義」に通ずるかもしれません。
例えば不倫のゴシップが耳に入ったりするだけで気分が落ち込みます。

というか理解しがたい。
なぜそんなに自分勝手に振る舞えるのかと。

私は「親しき中にも礼儀あり」を大変重視しているので、こちらの誠意を無碍にしたり、厚意に胡座をかくような人は結構ドライに縁を切ります。関わるだけ損なので。

直接関わっていなかったとしても、不誠実な物事を見聞きするだけで、それまでの穏やかな気持ちはどこかへ消えてしまいます。
これだけ情報や環境に影響されやすいからこそ、次の悩みは結構深刻なんじゃないかと思います。

疲れやすい

INFJはコミュニケーションや環境面でストレスを抱えやすいです。
これまでに挙げた悩みは全てここに集結します。

コミュニケーションそのものが大嫌いかというと私は全くそんなことはなく、ただ燃費が悪いんです。

先程も少し触れましたが、必要以上に気を張り巡らせるあまり120%の出力で日々生きています
早死にしそうで嫌ですね。
だからこそ人一倍の休息が必要なのかもしれません。

1人でも平気なくせに孤独は辛い。難儀なものです。

INFJのしんどさとの付き合い方

潔く”完璧”を諦める

これは、主にマインドの話です。

帰宅後などに1人反省会を開いてしまうINFJさん、いらっしゃいませんか。仲間です。

反省自体は悪いことではありません。
しかし私の場合、際限なく延々とやってしまうことがあります。
自分の中で強い「こうすべき」論があるからかもしれません。

しかも開催が大体夜なので、眠れなくなって次の日に影響が出てくるんですよね。
これが本当〜〜〜〜〜〜に、しんどい。許すまじ。

なので、反省会の開催基準を厳しめにしました。
これぐらい悪いことをしないと長時間の反省会は開いちゃいかんぞ、と。

私は思っている以上に“私”に高い能力を求めすぎていることを自覚し、そして過ぎたことを悔やんでもマジでどうにもならんという現実を受け入れるようにしました。

正直まだまだ受け入れられん時もありますが、深淵を覗きそうになったら深淵がこちらを見る前に引き返すようにしています。目と目があったらもう際限なく落ちちゃうので。
延々と考えられちゃう性格だからこそ、意識してブレーキをかけるのは大事かもしれません。

自己反省は思っている以上に体力精神力を削ります。
最優先すべきは心身の健康です。

自分を労っていきましょうね。

みんな違ってみんな悩んでるかもしれない(己含む)

これは、人と価値観などが違うことにコンプレックスを感じている場合の話です。

何かと他者との違いに頭を悩ませるINFJです。
でも私は最近、ちょっと違う視点を持つようになりました。

「本当に自分だけが違うのか」
それは逆に他の人達を同一に見すぎていることにも成り得ないか

こんな風に考えるようにしてからは、だいぶ気楽になりました。

全人類十人十色なはずなのに、自分に焦点を当て過ぎてたあまり、自分以外の9色の違いを見落としていたというかなんというか。
元々INFJは多様な価値観に対して柔軟な方かと思うんですが、己に対してはなんだか融通の効かない部分がありますね。

環境は妥協しない

これは仕事などの生活環境に悩んでいる場合の話です。

経験談ですが、仕事や環境の相性は確実にあります。
パフォーマンスも全然違います。

私は専門学校を卒業してからいまいち合わない仕事を連続で選んでしまって、仕事そのものに自信をすっかり喪失していた時期がありました。

しかし自分に合う仕事を見つけてからは、本当に生きやすくなりました。
今までのストレスや自信喪失は何だったのかと馬鹿馬鹿しくなるほど。

石の上にも3年とか言ってる場合ではないなと思いました。
状況によっては3年持たずに擦り切れます。

他の人から見たら忍耐力がない、根性がないと見られるかもしれません。
しかし致命的に合わない環境でそのまま耐えて、万が一擦り切れたとして、その人達が責任を取ってくれるわけではありません。

自分を守れるのは自分だけです。
自分の責任を取れるのも自分だけです。

周囲の価値観に囚われず、可能な範囲で環境を改善していくことをお勧めします。

自分の人生を最優先にする

これは世間の心無いニュースに疲弊している状況含め、全ての悩みに対するアンサーでもあります。

私はよくSNSで流れてくるネガティブなツイートに悶々としてしまうタイプなのですが、こういう時間って正直勿体無いですよね。
情報を得るだけならまだしも、そこに付随する嫌な感情にも引っ張られてしまうし、そもそも現代は情報過多なもので際限がありません。

それに、人生の時間は限られています。
更に加齢によって体は当然衰えていくわけで。

そうなると、人生である程度アクティブに行動できる時間は意外と少ないです。

とても広い範囲に気を配れる、配ってしまうINFJですが、まずは自分を1番大切にしていきましょう。

自分勝手に振る舞えということではありません。
ひとまずは自分の手が届く範囲だけを意識して、自分の身になることを積み重ねていこうという感じです。

それ以外の範囲で起きてることは自分ではどうにも出来ないし、責任を負う必要もありません。
どうにかできないのに延々と考えちゃいますが、本当にどうにもできないので祈るに留めましょう。
そして自分のバッグの容量に入るだけのものを抱えましょう。重すぎるとまともに歩けませんから。

余談ですが、私はお参りに行くと必ず世界平和を祈ります。
自分のことは自分でどうにかするけど、世界平和だけは私1人じゃどうにもなりませんので、毎回これです。
神様仏様は見守るだけですが、そう願うだけでも良いんじゃないかなと思います。

余談:INFJ、性格診断好き多い説

自分が一番の謎

自分でも自分のことが分からない時があるというか、性格の言語化が難しいんですよね。
自己分析は好きだけど自己アピールは苦手です。

他の人から見ても、INFJは生態が複雑で摩訶不思議なタイプではないかと思っています。

意外と似た価値観の人がいる事実

だからこそ、こういう性格診断にちょっと救われた部分があります。
自分だけじゃなかったんだ!みたいな。

診断結果の全部が全部当てはまるという訳ではありませんが、私も自分の性格を言葉で細かに言い当てられて、衝撃を受けたと同時にとてもすっきりしました。

代弁してくれてありがとうございますの気持ちです。


最後に:性格診断の扱い方も大事だよね

今回は私個人の視点から、INFJの悩みやそれとの付き合い方を紹介しました。

繰り返しになりますが、INFJにも様々な人がいます。

診断結果のパーセンテージで既に大きな違いがあると思います。
例えば私は思考型(T)・感情型(F)が40:60で、状況によってどちらにも振れる感じです。INTJになったりENFJになったりしているかもしれない。

これは全ての人に言えることですね。
犯罪者ですら診断すれば何かしらのタイプに分けられるでしょう。

元も子もないこと書くと、世界人口約82億人をたった16タイプに完璧に当てはめることなんて不可能なことはみんな承知ですよね。

生きづらさだって、大なり小なりみんな抱えているものです。
決して「みんな生きづらいんだから甘えるな」という意味ではなく、むしろ逆です。
人それぞれ何かしらのウィークポイントを持っているし、その種類も量も違って当たり前ということです。

安易に自分や他者を型にはめるのも良くないですね。
診断結果ではなく目の前の相手を見るべきであり、「私はINFJだからこれが出来ない」と決めつけてしまうのも大変勿体ないことです。
このことからも、性格診断自体に嫌なイメージを持つ人もいらっしゃると思います。

それでもあくまで視点の一つとして扱えば、私達の人生にヒントや気づきをくれるものだと思います。

この記事はINFJ向けに書きましたが、診断結果がINFJじゃなくても、同じような悩みを持つ人にとって何か得られるものがあれば幸いです。

ここまでご覧くださりありがとうございました。
私はいつか在宅の仕事に就きたいです。

今日の一枚

※身内リクエストで、私が学生時代に描いた創作キャラクター。おじさまを描くと大体身内からの評判が良い。

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